あるひまじんの日記

今日も世はこともなし。

小説 in白い犬とワルツを

最近「間が持たない」という言葉が気に入ってます。上手い表現ですよねー。

旧来の友人と会ってお互いにバリバリと喋り合いまくって、ふと漂う一瞬の沈黙。あれがなんともいえないわびしさを醸し出していてちょっと好き。

さてこのような戯言は関係ないのですが、ずっと前に話題になった時に買うだけ買っていた本を読みました。白い犬とワルツを。

白い犬とワルツを (新潮文庫)白い犬とワルツを (新潮文庫)
(1998/02)
テリー ケイ

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年老いた老人が妻に先立たれてしまった直後に出会ったのは真っ白い不思議な犬。

犬に慰められるようにしながら毎日をゆっくりと生きる老人、思い出されるのは夢を描いていた若い頃に出会ったたくさんの人々、そして最愛の妻との思い出。犬は老人にだけ懐き、老人もまた犬をよりどころとして生活するようになります。しかし老人はやがてガンに冒されてしまい余命も僅かとなります。

文庫で300ページ未満の短い本なのですがサム老人の突拍子も無い思いつきと行動にはなかなか面白く読ませてもらいました。でもまだ全てを理解するには私には無理かなあというのもありましたね。老人と呼ばれる年齢になったらもう一度読みたいような本でした。