あるひまじんの日記

今日も世はこともなし。

はだしのゲン全館読破~

はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)
(1998/05)
中沢 啓治

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今さら的な感じはしますが、初めて二部ラストまで読み切りましたよ。

どっかで聞いた話ですが、このマンガを子供の時に読んでトラウマにして欲しいというのが作者の願いらしいですね。トラウマにして忘れてはいけないものとして心に深く焼きつける事が目的なんだとか。。

「ギギギ」といったような印象的な擬音も個人的には忘れられないセリフです。

まあ、↓のドラマを録画したのを最近再見したので感化されて読んでしまったんですけどね。w

はだしのゲン [DVD]はだしのゲン [DVD]
(2008/01/25)
中尾明慶中井貴一

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このはだしのゲン反戦反核を訴えているという認識が強いと思いますが他にも戦争マンガやアニメをいくつか見ている私の印象としては戦争そのものへの反対のみならず、戦争が終結した後に日本で何が起きたのか、そして戦後生き残った人々がどうやって生きて行ったのか…というのがメインとされているような気がします。

もちろん本髄としては反戦反核なのですが、市民レベルから国家規模までの歴史の動きや動乱なども元の主観ながらもうまく描かれているマンガです。

一部は広島に原爆が投下される前から始まって被爆した元、焼け野原を母と共にさまよって近藤隆太という弟の進次とそっくりな少年と出会い、母の知り合いである江波の家へと渡るもいじめを苦にしてさらに一家は逃げ惑い、そんな中で元の兄・昭と浩二とも再会して力強く行きて行こうというところで終わっています。

元がこの時はまだ小学五年生くらいなので元の主観といえどもよりストレートでわかりやすい話が多く、特に原爆投下直後の惨状などが明確に描かれているために言葉は要らない、ただ見るだけでも分かるという構造になっています。そのためか一部は週間少年ジャンプにも掲載されていたようで、リアルタイムで見ていた人も多かったようですね。

ドラマでもこちらの一部のみが大きく取り扱われていたようです。

一方、二部からは一転して原爆とは何か、戦争とは何か、それによって広島市民のみならず日本国民全体は歴史の中でどのように動いたかというのがテーマになっており、こちらは大人向けというわけかジャンプではなく文化評論などの週刊誌に掲載されていたようです。

元が中学生となりより大きく広い視野を持てたからでしょうが、私はこちらの二部だけはまだ読んだ事がなかったので今回読めて実に良かったです。