あるひまじんの日記

今日も世はこともなし。

映画 inみんなのいえ

みんなのいえ スタンダード・エディション [DVD]みんなのいえ スタンダード・エディション [DVD]
(2005/12/23)
唐沢寿明田中邦衛

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個人的にはなんかイマイチだったけど全体的には面白い映画だと思います。

有頂天ホテルとかラヂオの時間が傑作すぎたかなあ。

飯島直介(田中直樹とその妻民子(八木亜希子の二人は家を建てる事にした。民子の強い願いでかつて同級生だった柳沢(唐沢寿明がデザイナーを担当し、実際の建設は民子の父であり大工である岩田長一郎(田中邦衛が担当することに。

当初は問題もなく建築計画が動き出したと思われるも、あくまで何十年も住めるような日本家屋を再現しようとする長一郎とアメリカやイギリス、ヨーロッパ風味を取り入れたデザインを駆使しようとする柳沢とで意見が真っ向から対立。

家主としてデザイナーと大工の板ばさみに苦しむ直介も妻の父の意見を優先させてしまい結果的に計画を踏み倒されまくる柳沢の不満は募る一方。

しかしこの一見対極に位置するかのような二人には意外な共通点が…。


家を建てるというコンセプトの元、その家をとりまく多くの人間たちの感情が浮き彫りにされている映画です。

一生ものと言われる家だからこそ間違いがないように完成させたい、しかし各々の目標は他人の目標と大きくかけ離れてしまっている。職人である以上譲れない部分も多い上に期日は着々と迫っている。どうやってこの物語が収束するのかと観客もやきもきするのが個人的な見所に思いました。

ガンコな長一郎と同じくらい融通を利かせない柳沢との言い合い勝負も見もの。唐沢寿明だけでなく戸田恵子などはラヂオの時間からのゲスト出演のように出ていたりと三谷映画好きにはにくい演出もちらほらあって実にニヤリ笑いがたえませんでした。逆に飯島民子のほうは有頂天ホテルにもゲストで出ていたりするし。

でも私の好きな伊東四朗が出てないのがショックw

まあ伊東四朗は「みんなのいえ」の次の作品である有頂天ホテルで出てるだけですしシリーズすべてのゲストというわけではないんでしょうけども。w

映画ではほかに家を建築するまでのさまざまな日本の儀式(お清め?とか)も順を追って説明されながら進みます。随所に過去の建築家や大工さんの名言みたいなのが挟まれているのはなかなか味わい深い。「本当に気に入る家は三軒目に建てた家だ」とか。w

でも個人的にイマイチな部分を挙げさせてもらえば、長一郎と柳沢が意気投合するところでアンティーク家具を修復するというシーンがあるんですが、なんで家具なんだろうなぁ。

家の建築がテーマであるんだから家具を二人の橋渡しアイテムとして出してくるのはちょっとピンと来ませんでした。まあ長一郎さんも過去に大工ではなく内装関係の仕事をしていたみたいな伏線があるし、柳沢は家ではなく家具作りのほうが本職だからこその展開なんでしょうけど折角みんなのいえって銘打ってるんだから家に関係する何かを通じて二人が決定的に繋がるイベントとしてほしかったかななんて。

まあそれはともかく、三谷映画好きにはぜひとも見て欲しい心温まるヒューマン・建築・ドラマです。

2011年公開の「ステキな金縛り」ってのが気になって仕方ないよ…。深津絵里西田敏行唐沢寿明深田恭子とはなんたる豪華。伊藤四郎も入れて!(しつこい