あるひまじんの日記

今日も世はこともなし。

gunsooさん、ベルセルクを読みすぎて頭が痛くなる

ベルセルク 35 (ジェッツコミックス)ベルセルク 35 (ジェッツコミックス)
(2010/09/29)
三浦 建太郎

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前々から興味はあったんですが短時間では読み切れないほどの画量の前に躊躇を繰り返して現在に至っていたマンガ、ベルセルク連載開始はなんと20年以上前なので実に長老マンガ。

何度か漫喫で読もうと思いながらも10巻程度が限度で、そのたびに読み直したくなってしまうのである意味では禁書クラスの扱いだったのですがこのたび全巻大人買いしました(。・ρ・)

35巻、35冊。その重みがまったく苦痛にならないほどの怒涛なる展開に完全に飲み込まれてしまいついに頭痛がするほどの勢いで読み切ってしまいました。。

今さら的ではありますが感想などなど。

まあ読み切ったとか言いながらもまだ34巻、35巻が届いてないので現行の最後までは読んでませんが33巻の時点で大まかなストーリーがやっと掴めてきたかなといったところ。

とにかく戦闘シーンの描写が物凄いのでそのために数十ページは当たり前、ストーリー自体はそこまで進んでないことも多いのですが画力に圧倒されるとはこのことを言うのか…。

グロイラストは確かに多いのですが戦いというものはそもそもグロい世界。リアルな戦闘が大変な画力で表現されているベルセルク、これだけでも読む価値はありました。

そしてまた舞台が中世ヨーロッパを踏襲しているかのような貴族や政治の腹黒さがむんむんとした貴族世界と、対する妖精や幽界(かくりょ)、魔術やゴッドハンドなどのファンタジー世界とがうまく融合しているというか。単純な剣と魔法の物語とは言い切れませんがこれはファンタジー漫画なんだと言われれば納得せざるを得ない世界観。

国同士の戦争シーンと魔物や化物との戦闘シーンとがうまく描き分けられていてとにかく戦闘場面に全精力を注ぎ込んでいるかのような漫画です。

とはいえしっかりその他の要素も生きている。パックを始めとした仲間たちとガッツとの和気藹々としたギャグシーンや、戦い一辺倒のガッツがそんな安息に身を委ねる事を覚えるといった心的描写もリアルに描かれています。

特に「蝕」を経て幼児退行してしまったキャスカと、フェムトという魔の者になってしまったかつての戦友でありライバルでもあったグリフィスの二者がガッツの行く手にどんな風に関わってくるのか、という一本のストーリーが他の者にさまざまな妨害を受けながらも貫かれているのは見事。

「守護」「復讐」の二大目的がガッツを前に動かしている、一方でそのガッツに取り入ろうとする彼の中の暗黒の精神面もいつ顕在化するか分からない状態ではらはらしっぱなし。

仲間たちも実に個性的。キャスカを始めパック、ファルネーゼセルピコ、イシドロ、シールケとイバレラは人間(と妖精)の見でありながらガッツを助けて使徒たちとの戦いを繰り広げ、そのひとつひとつの戦いが前述の通り圧倒的なシーンの連続なのでより各々のキャラクターがどんどん好きになります。

残酷なシーンは多々あれど、「このキャラは生き残って欲しいなぁ」と思ったキャラはほとんどが助かっていたり無事な姿だったりという救いもちらほら。まあ「蝕」での一件は救いなしではありますがむしろあそこでああしてなければ面白みは半減していたと思いますし、良い展開だったと思います。

「子供でも読めるファンタジー」ではなく大人にこそ相応しいファンタジー漫画(むしろ子供では理解不能&グロすぎ?)。最近になってアニメ化の話も出ているようですし楽しみです。完結するまでなんとか読み切りたいなぁ。

不定期連載らしいのでコミックス刊行が遅いようですが、いつまでも待つのでがんばってくれー!

そして小説化と映画化も…!(欲張り

これだけ熱中したのは封神演義以来だなー。