あるひまじんの日記

今日も世はこともなし。

ボカロにハマってた

まあハマってたのはボカロというより和楽器バンドなんですが、ボカロ曲をカバーしてるらしい?ので同じことかな?

あんまりボカロは触れてなかったのでなかなか新鮮。カラオケでは絶対歌えませんが。

最初にハマったのはこちらの千本桜。これは大晦日の記事でも書いてたとおりです。

歌詞が意味不明なのはそういう曲なので仕方ない!

戦-ikusa-も同じく、歌詞よりメロディやリズムが好きなのですが...

今はこれです。カゲロウデイズ

和楽器バンドもいいのですが、ニコニコ転載動画に自己解釈イラストアニメ動画があったのが非常に秀逸なので持ってきました。

歌詞に意味がある、それもかなりグサッとくる衝撃的な中身なのがまたシリアスでグロ怖いンです。

夏のある日に少年と少女が陥った無限ループの世界。

昔の世にも奇妙な物語で「昨日公園」というエピソードがありましたが、ほとんどそれと同じような歌詞。いや、二番煎じというのではなく、こちらはこちらで独特な生々しさが...

ちなみに昨日公園はこちら。奇妙なシンクロ。

ただ、私はむしろ「All You Need Is Kill」を思い出しました。あっちの方が雰囲気はもっと深刻で濃密ですが。

カゲロウデイズの歌詞の中身を普通の読み物形式にしてみるとこんな感じ?


8月15日の午後12時半頃。

よく晴れた病的なほどまぶしい日差しの日だった。

俺は公園で暇を持て余して君と駄弁っていた。

「でもまぁ、夏は嫌いだな」

途切れた会話の最後にふてぶてしく呟いた腕の中の猫を、君はゆっくり撫でていた。

何かの拍子に咄嗟に逃げ出した猫。追い掛ける君。

俺はその光景を目で追うことしかできなかった。

君が飛び出した横断歩道が赤信号になって、パッと突っ込んできたトラックに君が轢き殺された、その瞬間まで。

飛び散る血飛沫と君の残り香が目の前で混ざり合う。

理解不能に陥る俺の前で、すべてはカゲロウの中に飲み込まれていく。

「これは嘘じゃないよ」、そんな呟きを響かせながら。

ハッとして目を覚ましたのは自分の部屋のベッドだった。

時刻は8月14日の午後12時。

再び公園で同じように君と駄弁りながら、昨日見た不吉な夢を思い出していた。

「今日はもう帰ろう」

俺の有無を言わさぬ提案に黙って従う君の手を引いて公園を出た瞬間。

何故か周りの人たちが空を見て口を開けている...その意味も理解できないうちに空から落ちてきた鉄柵が君の身体を貫いた。

胸をひと突きされた君と、周囲の絶叫とどこからともなく聞こえる風鈴の音が混ざり合う。

その渦中で、君は何故か微笑んでいて。

またもカゲロウが「夢じゃないよ」と呟きながら掠れて消えて行った。

何度も、何度も、何度も何度も繰り返される君の死。

その度に俺は一日前の8月14日に戻されて、また君と公園で出会う。

どんな手立てを尽くしても、どんな方法を凝らしても、君をカゲロウから救うことはできなかった。

...そして、十年以上がこうして過ぎ去った。

でも、俺は分かっていたんだ。

この終わりのない夏の日の向こう側に行くためにはどうすればいいか。

それが俺のできる最後の手助けになるのも、また分かっていた。

その日、また君は猫を追い掛けて赤信号の灯った横断歩道に飛び込んでいく。

いつもならばトラックに轢かれるのは君だ、けれど。

どん、と君の背を突き飛ばしながら、トラックに身体を打ち砕かれたのは俺自身だった。

飛び散る血飛沫は君のではなく、俺のもの。

混ざり合うのはその血と、驚愕し絶句する君の瞳。

軋んだ身体と霞んだ視界で捉えたカゲロウに、俺は「ざまぁみろ」と言ってやった。

...こうして、夏の日は終わった。

8月14日、午後12時。

少女は猫を抱いて目を覚まし、涙をこぼして呟いた。

「また、ダメだったよ」


自己解釈動画をそのまま流用して最後を解説すると、つまりは少年が少女を失い続けるループ時間が少年自身が自殺したことで少女にバトンタッチされ、今度は少女が少年を失い続ける...という展開になった模様。

少女がいずれ自分が自殺するしか終わらせられないと気が付いて実行してしまうと、また今度は少年に...

マジで気が遠くなるループ。しかもボーイミーツガールなのがまた切ない。

火の鳥にもあったような話です(›´ω`‹ )