あるひまじんの日記

今日も世はこともなし。

昔ネトゲの思い出を左右するのは良質な人間関係

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こんなまとめ記事を見つけたので、ぼんやりとRO全盛期プレイしていた頃の思い出話でも連ねてみようと思います。

もともとネトゲMMORPG)自体はROが台頭する以前からやってました。

以前書いたエランシアの記事もそうですが、2000年代初頭の当時は大きなネトゲ会社と言えばネクソンくらいでした。後にサービス終了したもののなかでネクソンのMMOは「コルムオンライン」「アスガルド」「ドルアーガの塔」もやってました。

まだ残ってくれてるもののなかでは「テイルズウィーバー」「マビノギ」「アラド戦記」あたり。機会があったらこのあたりの思い出話も書いてみようかなあ、と。

 

さてROです。

プレイしていたのはちょうどコモドが実装された2003年くらいからリヒタルゼン実装までの2006年にあたる三年間です。考えてみるとそんなに長期間居たわけでもなかったんだなあ……。

それでもほとんど毎日丸一日コースでログインしていたと思うので、中身は非常に濃い三年間でした。

 

当時の他のネトゲも同様だったと思われますが、当時のROも例に漏れず操作性やインターフェースなど、FF14などの最近のネトゲと比較してしまうとかなり劣悪だったと言わざるを得ないのですが、「MMOはこれしかなかったのでこんなもんだと思っていた」という意識と「チャット主体で他の人とゲームを遊べる楽しさを初体験した」という感覚があったからこそ楽しく遊べていたというのが真相だったと思います。

 

もちろんゲーム開発環境も今とは雲泥の差だと思われますので当たり前ではあるのですが、RO全盛期だった当時、FF11も同じようにして全盛期だった時代と重なりますが、どちらも同じように操作性も視覚性もシステム全般も決して良くはないながらも楽しんでいた人が大勢居るというのも、それまでにないテキストコミュニケーションを使ったオンラインゲームというものが新鮮であったことが大きな理由を占めていると思っています。

 

さて、ネトゲ用語としてカテゴライズされる単語がいくつも発生したのもこの頃でしたが、「廃人」という言葉が一般化したのはROやFF11よりももっと前、エランシアの頃ですでに冗談交じりで話題にあがっていました。

単語だけ聞くと物騒な言葉ですが、要は廃人とはあまりにもネトゲにハマってしまい実生活に影響が出てしまった人、という認識で間違いありません。

 

ただこれも一概に本人の怠惰等とは言えず、例えばRS(レッドストーン)という別のMMORPGの場合は好条件のギルドとギルドバトルの対戦を組むためにGMが早朝の五時や六時からログインしてNPC連打ということもあったようです。

ギルドなどの管理をするようになると他のメンバーへの配慮や采配も必要になるなかでの苦労対価としてリアル時間を削らざるを得ないというパターンですね。

 

ROの場合では、ゼニー(通貨)や経験値の高効率高時給のために寝る間も惜しんで狩りをするそのままの意味での廃人さんのほか、レアアイテムを手に入れるためにボスを狙って張り込む「粘着」さんや、前述したような人間関係が原因で寝る暇もない人など、当時のネトゲでなければ見られないような現象が相次いでいました。

 

人間関係のもつれ、というのはリアルでは往々にしてよくある話なのですが、ネトゲではさらに多くの不特定多数の人間が集っている環境なので問題が起きると深刻化・泥沼化しやすい背景がありました。

 

いまでこそゲームとリアルをきっちり区切って遊ぶ人の比率が多いとは思いますが(スマホゲーなどすぐにゲーム終了できるネトゲや、FF14など会話がそこまで必須でもないネトゲが多いのも理由だと思います)、当時はチャットでの会話は絶対になくてはならないものでした。

 

まずPTを組む時に挨拶をする、狩場を選ぶのに意見交換する、どんなスキルを持っているのかを説明し合う。さらにギルドに所属すればみんなで狩りに行こうという時に装備はなにを持っているか、どういう職なら出せるか、釣りは誰がやるか殲滅は誰か、と細かく会話をしていかないと攻略できないダンジョン、狩場が多かったのです。

 

もちろんゲームのことだけではなく、親しくなれば楽しい雑談や愚痴も話してみたくなるものです。気が合いそうな相手にはついついそんな話も長くなってしまい、それが男女であれば結婚ということにもなりますし、そうでなくても相方として常に一緒に狩りしたり遊んだりするニコイチ関係になったり。

チャット交流がほぼ必須だった代わりにそうした関係が作りやすかったのも当時のネトゲの特徴でした。

 

しかし、ここもやはりリアル同様に楽しい事ばかりではありません。

 

人間というのは長く付き合っているとどうしても嫌な面が出てきてしまうもの。これは恋愛関係に非常によく似ていますので持ってきますが、最初のうちはお互いに好奇心いっぱいだし、どこに住んでいるのかなにをしているのかと積極的に聞いてみたくなります。いわゆる蜜月期という感じですね。

ROでよく見たパターンで思い出すと、ラブラブで居る人たちはこの時点でさっさと結婚したり二人っきりになっていたりと恋愛フィルターMAXなものが多かったです。

 

だんだんお互いを知り合うと今度は粗が見えてきて、些細な欠点が重大に見えてきたりします。倦怠期と言い換えても良さそうです。ネトゲで例えれば、一緒に狩りする約束をしたのに他の人も誘ってしまったのが許せない、私とだけ遊んでほしいのにギルドの他の遊びに勝手に行ってしまったのが許せない、という心境です。

 

だいたいの人がこのあたりで「こいつとは合わないかも」と考え始めますが、ここで、じゃあフレンドも解消、とすぐにやる訳にもいかず。それなりの時間を共に過ごしてきている相手ですし、単純にペアでの高い効率の狩りがしづらくなるという理由もあります。

 

ここを頑張って乗り切れば安定期、つまりは落ち着いてお互いを敬い合えるようになる、というところなのでしょうが……

実際にROやFF11などでもリアル結婚をされたという方々はこの時期までやってこれたハッピーエンド組だと私は勝手に思っています。もちろん男女関係のみならず仲間内、相棒同士などでも同じ話が当てはまります。

 

当時は本当にネトゲでしかコミュニケーションができないという人もたくさんいました(ソースは私)ので、自然とネトゲが自分の人生に置き換わっていくのです。

狩りや売買など、本来のゲームでやるべきこと以上のコミュニケーションができたネットゲーム。昨今ではネトゲ廃人なんて言葉も死語になりつつあるところですが、良くも悪くもアツい時代でした。